第4回こばたき会開催★
2月の小学校体育館…午前9時。
想像以上の底冷え。
例えるなら、アイスリンクの上でリズムをやってみようかという風情…
不穏な寒さに怯えながら、雑巾がけをして、少し体をほぐし、
4面さんに分かれて座るみんなの下には、ゴザならぬ体育館マットを敷いて始めるところから。
ところが、どっこい…そこには、この季節にやるからこその、仲間との温もりと
秘宝ともいうべき、第4回にふさわしいお宝が眠っていたのであった…
久々に園のホールで、保護者全員が最初から最後まで見ることができた「はばたき会」
そして、その直後の「第4回こばたき会」の開催。
その間、わずか1週間…
はばたき会の後だからこその、子どもたちや先生たちの思いを、
見たり聞いたり、頭で理解するだけじゃなくて、
主体を起こして、全身で、そして、みんなで感じ合いたいね。というところから、企画された今回。
そのことは十二分に発揮されながらも…
それ以上に感動したのは、「はばたき会」と「こばたき会」の子どもたちの姿。
はばたき会では、園のホールの真ん中で各クラスがリズムを行う。
その周りをぐるりと取り囲むマスク姿の大勢の大人(保護者)たち。見慣れない機材。
それは普段の園の暮らしにはない光景と雰囲気。
それを機敏に感じ取り、リズムに出にくくなる子どもたちの姿は、菜の花ではよくあることだ。
そんな時、大人はリズムをしてほしい、いつもの姿をみせてほしい、堂々と取り組んでほしいと思いがちだ。
そして、リズムをしている子どもたちにも、早い・うまい・よくできる・たくさんできることを求めがちだ。
けれど、菜の花のリズムは、そんな大人の表面的な思いからは、真逆のところにある。
子どもたちが、この場はいつもと違うと声をあげられること。やりたくない!と気持ちを素直に出せること。
そして、その気持ちを受け止められる大人。「困った」や「やりたくない」や「でも…」に寄り添えること。
例えば、そらぐみのシエイくん。
はばたき会では、全身全霊で、この場で僕は絶対やらないんだと強い姿。
こばたき会では、おちょけてみたり、それは真剣にリズムに取り組む姿。
そのどちらもが、自分の大切な想いをありのままに表現する気持ちに満ち溢れていた。
そして、「できる」という結果に辿り着くのは、実はそれほど難しくない。
それよりも、そこにどんなふうに辿り着くのか、どんな自分と向き合うのか、仲間たちとの関わりに何を想い合うのか。
「できる」までの「できない」をどれだけ謳歌して、自分の物語にできるか。
「できる」ことにはグラデーションがあって、その深さにどこまで自分が楽しみ続けられるのか。
目的がリズムなのではなく、手段がリズムなのだ。
そして、そのリズムには、終わりがない。
自分と向き合うリズム。自分や自分以外の何かを表現するリズム。
仲間と呼吸を合わせるリズム。紡ぎ合い一緒に花開かせるリズム。
そんなリズムを、第1部では、大切な大切な基本リズムとして、
1面さんと2面さんの子どもたちに手習い、3面さんと4面さんの大人と小さいさんが一緒に楽しむ。
そして、第2部では、高らかに舞い上げる年長リズムとして、
1面さんの子どもたちの挑戦に負けじと、2面さんの大人も果敢に優雅に、時に笑い合い、取り組む。
要所要所のお話には、自己紹介を含め、たくさんの方々に。
職員代表で、園長のくろちゃんや各クラス担任から。
保護者会代表で、菜ノフェスでフェスマネーをデザインしてくれた幹事の熊谷さん。
お父ちゃん代表で、こばたき皆勤くらいで参加してくれるのはら:りゅうごくんパパ。
そして、いつもの素晴らしい写真の撮影は、たいよう:いっくんのパパ、丹生司さん。
そんな、キラキラと輝くお宝に満ちた、清々しい第4回こばたき会でした。
次回、3月26日(日)は、オトナはばたき会です。
この会は、地域の方々、やってみたいと思う方々、全てに開かれた会です。
ご参加くださる方は、以下のアカウントからご連絡ください。
【こばたき会LINE公式アカウント】
会場協力:葛野小学校、葛野学区体育振興会
写真撮影:丹生 司
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